善光寺では365日、日の出とともに朝の法要お朝事が行われ、四季折々の行事があります。今年は昨年行われるはずだった、七年に一度の善光寺ご開帳が開催されるため、さらに多くの行事があり、見所が満載だといえます。善光寺ご開帳に合わせてお参りを計画し、長野県まで行くのであれば、善光寺のお朝事にも参加できる宿坊に泊まるのはいかがでしょうか?
宿坊とは善光寺にお参りに来た人が宿として利用する場所のことをさします。現在は電車や車など便利な交通手段がたくさんありますが、江戸時代には全国からくる参拝者は歩いて善光寺までお参りに来ていました。歩いてきて疲れた体をお風呂に入って清め、前日から宿坊に宿泊し、翌朝のお朝事に参加することを昔からお篭りと呼んでいました。昔の人たちは朝のお勤めが終わり、宿坊に戻って旅の疲れを癒してから、また歩いて帰路へつくのでした。善光寺の周辺には39の宿坊があり、それぞれに住職がいます。
おすすめの宿坊・玉照院でウォーキング・ヨガ・スキー体験
ミズノ認定ウォーキング指導員・ミズノアクティブリーダーでもある玉照院の住職はシューズの履き方から、歩き方のフォームまでを指導してくださいます。ウォーキング・マインドフルネスでは仏教の教えを交えながら、境内を散策、境内史跡の解説も聞くことができます。他にも定期的に寺ヨガが開催されており、50畳ある広間にて開催されるマインドフルネスヨガはお寺という雰囲気の中で心と体を整えられる、特別な時間となるに違いありません。お参りの予定に合うようでしたら予約して参加してみるのもよいでしょう。
また、冬は寺スキーを行っています。大自然の中でスキーの基本操作を確認し、ゆったりと滑走しながら、健康寿命を伸ばすことを目的とされています。仏教のお話も交えてのレッスンが受けられますので、特別なスキー体験ができることでしょう。
住職は心を整えるということの大切さを多くの方に伝えています。運動をすることで幸せを感じるセロトニンが出るので、子供から年配の方まで仏教の教えを交えながら、体を動かす活動を行なっていらっしゃいます。
写経や座禅体験 もちろん宿泊も
さまざまなイベントを開催している玉照院ですが、もちろん写経、座禅体験、お数珠守り作りなどの体験も行なっています。また夕食・朝食に精進料理がついている宿泊プランももちろん用意されています。宿泊される参拝者は善光寺本堂でのお朝事に参加できますので、本格的にお参りされたい方はぜひ宿坊に宿泊してみてください。お風呂は近所の温泉施設を利用することになっていますので、宿坊体験と温泉のどちらも一度に楽しめるのも嬉しいポイントですね。玉照院での宿泊、イベント等の申し込みは全て電話での受付となっていますので、ホームページを確認し、早めに予約を入れることをお勧めします。善光寺でのご開帳、お参りとともに宿坊体験もぜひ楽しんでみてください。