北向観音と善光寺の両方を回るのにどれくらいの時間配分が必要になる?
善光寺はお参りする他にも様々な見所がありますし、北向観音は別所温泉にあるため、ぜひとも温泉にも入ってゆっくりしたいところですが、北向観音と善光寺の両方をじっくり見て回る時間がない人のために、1日で参拝する方法を見てみましょう。
北向観音と善光寺には50キロほどの距離がありますが、1日で電車でも十分回れる距離です。車で移動するならもっと自由がきくと思いますが、今回は電車での移動に限定して取り上げましょう。基本的に北向観音と善光寺の参拝はどちらを先に回らないといけないということはないので、自分の目的に合わせたプランで回るのが一番いいです。例えば、別所温泉でちょっと温泉も入りたいという場合、最初に行くよりも最後に温泉でゆっくりして帰る方がよければ、先に善光寺を回ってしまうのも手です。それよりも善光寺とその周辺の七福神巡りや門前町の散策に時間を多く取りたいということなら、最初に北向観音でお参りをしたほうが良いでしょう。
まず別所温泉ですが、東京からの場合、新幹線で上田駅までが約90分、そこから別所温泉駅へはおよそ30分で着きます。そこから北向観音へは徒歩で10分ほどで着きます。東京からはアクセスもよく2時間ほどで到着できるので思っていたよりも近いと感じるかもしれません。
名古屋からの場合は特急使用で長野駅へ、そして上田駅へは在来線使用で30分、別所温泉駅へは30分、そして最寄駅の別所温泉駅から北向観音へは徒歩10分になります。名古屋からは4時間半程度かかるため、日帰りはかなりの強行軍になりそうです。
善光寺は長野駅下車なので、新幹線が停車する本数はさらに多いです。そこからバスや徒歩で善光寺に行くことができます。
●北向観音から善光寺を見るパターン
まず午前中から北向観音を訪れて、10分ほどの離れたところにある常楽寺にも行ったとしても、特別に祈祷などをお願いしたりしないのであれば1時間程度で回れます。お土産や食事をすることも考えると多く見積もっても3時間くらいというところでしょう。善光寺は長野駅から徒歩15分くらいなので、歩いて行く人も多いですが、バスも何本も出ているので行きは歩きで、帰りは歩き回って疲れる事を考えてバスで帰るという手もあるでしょう。片道190円なので気楽に帰れますね。(令和4年3月現在)
●善光寺から北向観音を見るパターン
先に善光寺参りをしてから、最後にゆっくりと別所温泉も楽しみたい人はこの順番でも良いでしょう。先に善光寺を見るので多少時間が必要になります。北向観音へは午後遅めに到着してお参りをする感じですが、北向観音周辺はこじんまりとしているのでそんなに遠出をしない限りはあちこちお参りをしても、夕方には温泉に向かえるのではないでしょうか。日帰り温泉も色々ありますし、ゆっくり過ごせることでしょう。ただ別所温泉周辺は夜に食事をするところが多くはないため、上田駅周辺で食事を取ることをお勧めします。その方が帰りの新幹線の心配もなく、スムーズなプランが可能です。