北向観音と善光寺を旅する際、欠かせない七福神めぐり!
北向観音と善光寺のの両参りをするなら、七福神めぐりも気軽に試したいものです。七福神めぐりの行き方を長野駅から出発と仮定してシミュレーションしてみましょう。長野駅から一番目の西光寺までは徒歩7分ほどになります。
七福神めぐり1番は、西光寺(寿老人)でご利益は健康長寿、一家安泰です。寿老人 は長寿を象徴した神様です。この寺は中世の説経節や能で知られる苅萱(かるかや)上人とその子である石童丸ゆかりの古刹で、境内には親子に関する像があり、本堂では絵解き(神仏の縁起を絵で紹介するもの)で説明してもらえますので、絵解きを聞きたい場合は事前に電話で申し込んでおくと良いでしょう。七福神めぐりの御朱印とは別に苅萱親子地蔵尊という御朱印も授与されています。
2番は大黒主神社(大黒天)で 西光寺からは8分ほどで、ご利益は商売繁盛や出所開運です。農業の神様でもあります。長野中央郵便局の隣にある住宅街にある神社です。メインの通りから少し離れますが、迷うほどでもありません。
そこからもだいたい8分ほどで3番の十念寺・秋葉神社(福禄寿)にたどり着けるはずです。ご利益は立身出世、財運アップなどです。秋葉神社には幸福や財産をもたらすと言われている天狗が祀られているところから福禄寿と結びついたといわれ、十念寺は源頼朝が開基となる寺院で、七福神の御朱印は十念寺本堂前にありますが、十念寺自体の御朱印もあるのでこの機会に御朱印をいただいてみてはいかがでしょうか。
4番までは割と近く、6分ほどで蓮池山往生院(弁才天)に到着できるでしょう。ご利益は芸能の神様でもあり、金運向上というご利益もあります。こちらは御朱印を提供する時間が10時半からなので後回しにすることも視野にいれておくのもいいでしょう。
そこから10分ほど歩きますと、5番目の藤屋御本陣(布袋)が祀られたレストランにたどり着きます。ここは唯一お寺や神社ではない場所ですが、昔から幕府の役人が泊まる旅館だったそうで今は有形文化財に指定されているのだそうです。地元で採れた野菜などを使ったイタリアンが人気のようです。6番目の西宮神社(恵比寿)は3分ほどで到着、釣り竿と鯛を持った恵比寿様は商売繁盛、五穀豊穣などのご利益があります。7番目の世尊院釈迦堂(毘沙門天)へは5分程度で到着します。こちらの御本尊の釈迦涅槃像は重要文化財にもなっています。御朱印は書いてくださる方がいらっしゃるそうなので開いているようなら声をかけてみましょう。そこから3分ほどで8番目の善光寺の本堂に到着します。
観光案内所などではこの七福神めぐりはおよそ2時間で回れると言われていますが、ゆっくりと色々みて回りたい人には駆け足過ぎるのももったいないので3時間くらいは時間を取っておくのもよさそうです。
御朱印はお寺によって、書いていただけるところもありますが、ほとんどが自らで押印するものになります。御朱印自体はそれぞれ100円ですが、せっかくなので善光寺七福神めぐり専用の台紙に集めてみてはいかがでしょうか。旅の思い出としても大切なものになりそうです。購入する場合は長野駅から出発する場合、できれば長野駅観光情報センターでの購入するのがスムーズかもしれません。他にも西光寺、西宮神社、善光寺世尊院釈迦堂で800円で購入できます。