北向観音と善光寺の御朱印帳と人気のお守り、おみくじとは?

北向観音と善光寺に行ったら手にしたいお守りと御朱印の数々

まず御朱印をいただくというのは、お参りをしたという証でもあるので、当たり前ですが、ただ御朱印だけをお受けするのはマナー違反です。善光寺ではまず本堂でお参りをしましょう。そして本堂前と本堂内にある授与品所でいただくことができますが、善光寺にはかなりの種類の御朱印があります。通常御朱印(頒布価格:300円)は善光寺と書かれた代表する御朱印で書いていただけるものです。他に諸堂限定御朱印といって、それぞれのお堂を参拝した人のみの各お堂限定の御朱印になり、「山門(文殊菩薩)」「経蔵」「本堂(びんずる尊者)」「忠霊殿」「雲上殿」の5種類でそれぞれ頒布価格は500円です。こちらは書くのではなく、すでに書かれたものを授与されます。それぞれのお堂の名前の他に、カラーのイラストが載っており、とても華やかな御朱印です。すべてを並べると一枚の境内図になるようになっています。他には特別御朱印というものもあり、善光寺縁起絵巻による悪疫退散特別御朱印で頒布価格は1000円になります。こちらも釈迦堂の絵がカラーで描かれた華やかな御朱印になっています。牛にひかれて善光寺参り特別御朱印というものもあり、右側には梵字の印と一光三尊の文字を、左には牛の絵が載っている一枚の朱印紙で善光寺の象徴ともいえる二つの事柄を載せた御朱印です。御朱印帳も様々なものがあり、白にピンクの花の桜、表紙が木製のもの、紫に金の糸で模様が描かれたもの、赤に金糸の模様のもの、瑞雲(赤に銀糸)などがあり、1800円から3000円で売られています。

しかも善光寺だけでなく、周辺にある善光寺大勧進や善光寺大本願でもそれぞれ御朱印があり、さらに期間限定のものや季節によっても台紙が変わるものもあったりと、全部集めきるのは難しいくらいあります。

善光寺のお守りもたくさんの種類があり、デザインもかわいらしいものや薄型で持ちやすいものなどいろいろあります。その中でもオーソドックスに人気があるのが善光寺如来 金仏守(錦) で様々な願いに祈願成就のご祈祷がされているものになります。

北向観音のお守りは、境内の看板に書いてあるように、本尊の千手千眼観世音菩薩がまるで北斗星のように地図がない時代も一つの方向の道しるべととなったのと同じような存在である、というところから、北斗七星と天の川が描かれた北斗星厄除御守が人気です。北向観音と善光寺の両参りしたら、善光寺如来 金仏守(錦) と両方持つことで両方のご利益を期待したいところです。

北向観音のおみくじは当たると評判ですが、なぜかここのおみくじは凶が多いのだそう。なぜなのかは不明ですが、今が凶なら以降はよくなるしかないという解釈もあるようです。内容も凶とはいえ、恐ろしいことが書いてあるわけではなく、現実を諭すようなありがたいアドバイスが書いてあるそうなので、恐れずに引いて見ると良いのではないでしょうか。おみくじは筆文字で書かれていますが、読めなかったとしてもおみくじが置いてある横に解説があるのでそこで確認できます。